線維筋痛症に気を付けましょう|恐怖の病を克服しよう

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心因性疾患は病院へ

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心療内科では、原因が掴めていない線維筋痛症などに精神的な療法ができるとして人気があります。このような心因性の病気は精神療法で改善することがあり、期待が寄せられているのが心療内科です。これからの線維筋痛症の治療では、各診療科の連携が求められていくと予想されます。

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全身に疼痛の症状

病棟

線維筋痛症の症状について解説しています。線維筋痛症は全身にリウマチのような痛みを伴う病気ですが、血液検査など各種検査において異常は見られない病気となっています。これから心療内科や神経内科などに相談する際のポイントについてまとめました。

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全身の痛みが生じる病気

診察

中高年の発症者が多い線維筋痛症の原因は、まだはっきりとは解明されていません。しかし、何らかの神経回路トラブルが生じていると考えられています。心療内科で診察と治療を受けるのであれば、詳しい症状をメモで渡すなどの工夫を行ない、治療に前向きな姿勢を示しましょう。

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原因不明の疼痛が長く続く

相談

疼痛と多彩な症状が特徴

線維筋痛症とは全身に原因不明の痛みが生じる病気です。痛みは症状の程度によって大きな差があり、軽度であれば日常生活や仕事もできますが、重度になると、がんの末期にも匹敵する疼痛となり、髪や皮膚に触れただけで激しい痛みを訴え、寝たきりとなり、意識も朦朧としてしまう例もあります。痛みに加え、うつ状態や不眠、疲労感、過敏性腸症候群や過活動性膀胱などの自立神経系の症状、五感が過敏になったり、各種のアレルギー症状なども現われます。特徴的なのは、これらを訴えて受診しても血液検査、画像診断などでは異常がみつからないことです。この病気を診断できる特別な検査はまだないのが現状です。線維筋痛症という疾病そのものの認知度がまだ低く、検査に異常もみられないことから、はっきりした診断名がつかず、そのことが患者さんをさらに苦しめることになっています。そのため、さまざまな病院を受診するドクターショッピングの状態になり、そのことからさらに治療や診断が遅れてしまうという例も少なくありません。発症の原因はまだはっきりわかっていませんが、遺伝的素因を有する人に外傷や感染症、精神的ストレスなどが加わり、発症の引き金となるようです。疾病のメカニズムとしては免疫の仕組みや神経の働きに異常がおこると考えられています。線維筋痛症の患者さんは日本国内に現在約200万人いるといわれ、その多くが女性です。発症年齢は40代から60代に多く見られますが、10代や20代で発症する人もあります。

鑑別診断が非常に難しい

線維筋痛症の診断には、他の類似疾患との鑑別が必要です。疼痛を訴えて受診する場合、患者さんはこれらの疾患を頭において診療を考えることも多いようです。まずあげられるのはさまざまなリウマチ性疾患です。リウマチ性疾患とは、複数の部位に同時に炎症が現われる原因不明の膠原病を意味します。これらは線維筋痛症を引き起こすきっかけになっていることや、併発していることもあります。全身の疼痛と具体的な検査所見が見受けられないことから、心療内科を紹介されて受診する場合もあります。線維筋痛症の発症のきっかけのひとつに強い精神的ストレスなどの心理的要因があり、心理的な状態が疼痛やそれ以外の症状を左右する場合が多く見られることから、心療内科的疾患である心身症やストレス性の多くの疾病と考えられてのことです。心療内科が対象とする疾病の多くが線維筋痛症の合併症として見られることが多く、鑑別診断がつかないまま心療内科を受診し続けることもあります。そのため、治療を続けても改善が見られないこともあり、その場合は主治医と疾病について相談する必要があります。これ以外にも、まだ原因がわからない神経性の難病によっておこる症状とも似ていることがあり、線維筋痛症の鑑別診断は困難を極めます。現在のところ、米国リウマチ学会が1990年に作った線維筋痛症分類基準が診断基準として用いられることが多いようです。全身の広範囲に渡る疼痛と圧痛点というのが診断基準になっています。しかし、基準を満たさない人もあり、これをふまえて2010年に米国リウマチ学会診断予備基準があらたに作られました。しかし、これでもまだ診断基準は完璧とは言えず、多くの課題が残っています。治療は痛みを抑える薬物治療が中心になります。それとあわせて精神療法や運動療法もおこなわれています。